当院は最新モデルの16列マルチスライスCTを完備しています。
3次元による画像評価で、レントゲンでは見えなかったより小さな病変の検出も可能です。また、大幅な低線量撮影が可能となっています。
泌尿器疾患では尿路結石の診断や膀胱がんなど各種がん疾患の早期発見に用いられます。
泌尿器科では、造影剤を用いて尿路を映し出すレントゲン検査を行います。
検査では、造影剤を血管に注射(点滴)した後、レントゲン撮影をします。
造影剤を体内に入れることで尿路の流れを確認することができ、単なるレントゲン撮影ではみることができなかった腎臓、尿管、膀胱の形態、機能までをはっきりと映し出すことができます。
これにより尿管結石や尿路の通過障害、尿路のがんなどを診断することが可能です。またカテーテルの挿入や交換など治療目的にも用いられます。
超音波を利用して体の内部を調べます。
体への負担が少ないため、さまざまな臓器で利用されています。
泌尿器科疾患では腎臓、膀胱、前立腺等の観察をします。
尿流量測定とは、尿の勢い・排尿量・排尿時間などを測定します。
当院の尿流量測定装置はいつものように排尿するだけで、尿流率(尿の勢い)・尿量が測定できるトイレ一体型の測定装置です。
操作も簡単で、本来のトイレに近い環境での検査となり、
日常の排尿状態が反映されやすいと考えられます。
前立腺肥大症など排尿障害、蓄尿障害をきたす疾患の診断に用いられます。
尿中の糖や蛋白・潜血などの測定を迅速に行う分析装置です。
検査結果をもとに腎疾患、尿路疾患の診断を行います。
尿道の中に内視鏡を挿入して尿道や膀胱等を観察します。
内視鏡については主に軟性鏡と硬性鏡の2種類あり、軟性鏡は主として男性の検査に、硬性鏡は主として女性の検査に使用します。
また、NBI(狭帯域光観察)システムにより、見つけにくい種類のがんの発見も容易にしています。
尿道や膀胱の炎症や腫瘍、結石などの病変を観察することができ、血尿や尿路感染症(膀胱炎など)、尿失禁、排尿障害、頻尿などの原因を詳しく調べるために行います。腫瘍と思われる箇所があればその細胞の組織を採取して、生検を行います。異常があれば、検査中にその都度撮影の様子をモニタで確認することができます。
血液中の白血球3分類を含む血液20項目とCRP(炎症反応)を同時に測定します。検査結果は5分程で測定できます。
当院では迅速に治療を開始するため院内で検査を行い、
検査結果から炎症や感染症等の正確な診断を行います。